苦しい時の心得

洪自誠こうじせいという人が著した
菜根譚さいこんたん』をご存じですか。
中国の明代末期の書ですが、江戸時代に日本に伝来し、
処世訓の傑作として今も読み継がれています。

その中に次の言葉があります。
「苦心の中に、常に心を悦こばしむる趣を得る。
得意の時に、便ち失意の悲しみを生ず」

本当に苦しい時、人は希望を失いそうになります。
しかし、冬の次には必ず春が巡ってきます。
そのことを信じて逆境を乗り越えましょう。